中国人団体客向けビザ発給地域、全土拡大で合意へ
北側一雄国土交通相は7月2日に訪中し、中国人の団体観光客向け査証(ビザ)の発給対象地域を全土に拡大することで中国の観光担当相と合意する。期限を設けない恒久的な措置。中国の呉儀副首相が5月下旬に訪日した際に小泉純一郎首相と基本合意するとみられていたが、副首相が会談をキャンセルして帰国したため決着を先送りしていた。日本側は夏休み前の7月半ばにも実施する考えで、中国政府と最終調整している。
7月中には新たに発給対象になった地域に住む観光客の第1陣が日本に到着する見込み。歴史問題などで冷え込む日中の関係修復のきっかけになると期待されている。 (07:00)