2005年05月12日

・話し言葉、「ニホン」が「ニッポン」に圧勝


話し言葉、「ニホン」が「ニッポン」に圧勝 国立国語研
(朝日新聞) - goo ニュース

2005年05月11日(水)

話し言葉、「ニホン」が「ニッポン」に圧勝 国立国語研

 「日本」の発音はニホンか、ニッポンか――長く論争されてきた問題に「答え」が出た。国立国語研究所などが実際の話し言葉を収録、分析した結果、約8200件の日本関連語で「ニホン」が圧勝した。ニッポンと発音されやすい「日本一」や「日本代表」でも「ニッポン率」は20%程度と分かった。

 国語研は情報通信研究機構、東京工業大学と共同で、学会での研究発表や一般的なスピーチなど話し手1417人の計662時間、約752万語の自然な話し言葉を収録。音声信号や話者情報、イントネーションなど11項目の付加情報を付けて言語研究用のデータベース「日本語話し言葉コーパス」をつくった。

 このコーパスを検索すると、話し言葉の実態が浮かび上がる。「日本」の発音は一例で、国語辞典やアクセント辞典でも分からないが、例えば「日本」単独ではニホンが96%に達し、複合語でも「日本一」「日本代表」を除くと「ニッポン率」は数%止まりだった。

 NHKは「エヌエチケー」が70%で、「エネーチケー」(13%)、「エヌエッチケー」(5%)と続き、正しいとされる発音「エヌエイチケー」はわずか3%だった。

 書き言葉では1億語のイギリス英語を集めたブリティッシュ・ナショナル・コーパス(BNC)などがある。話し言葉は分析が難しく、費用もかかるため研究が遅れており、今回のものは話し言葉コーパスとしては世界最大という。コンピューターの音声認識や講演の自動記録などにも応用できるため、昨年5月の公開以来、DVDセットが企業など200カ所以上で使われている。

 国語研の前川喜久雄・研究開発部門第2領域長は「コーパスの可能性は予想以上だ。今後、BNCを上回る書き言葉のコーパスを構築して、日本語の全体像を把握したい」という。

    ◇

 言葉ごとの「ニッポン」と発音された割合(国立国語研究所・日本語話し言葉コーパスによる)

言葉     ニッポン  ニホン    総数   ニッポン率

日本一      9回   31回   40回   22.5%

日本代表     7    29    36    19.4

日本列島     1    24    25     4.0

日本      122  3108  3230     3.8

西日本      1    30    31     3.2

日本語教育   2    64    66     3.0

日本人     19  1019  1038     1.8

日本語      8  1591  1599     0.5

現代日本語   0    20    20     0.0

中世末期日本語 0   25    25     0.0

日本円      0    20    20     0.0

日本海      0    26    26     0.0


posted by じゅりあ at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ 瓦版の巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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