2005年04月25日

・拉致国民大集会



Sankei Web 産経朝刊 
北経済制裁 6000人「首相決断を」 拉致国民大集会 定員3倍参加(04/25 05:00)


 拉致被害者の「家族会」や支援組織「救う会」、超党派の国会議員で組織する「拉致議連」は二十四日、東京都千代田区の日比谷公会堂で、全国規模の国民大集会を開いた。会場に訪れたのは、定員二千人を大幅に超える六千人。会場に入れなかった人たちのために、家族らは急遽(きゅうきょ)場外に入れ替わり姿を見せ、早期の拉致問題解決を訴えた。

 今回の集会のテーマは「小泉首相の決断を求める」。家族らは強い口調で、政府に北朝鮮に対する経済制裁の実施など毅然(きぜん)たる対応を求めた。

 家族会代表で横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(72)は「小泉首相はいまだに経済制裁に慎重な姿勢を崩していないが、偽の遺骨を出してきたことに国として怒るべきだ。みなさんの今日の熱意を感じて制裁に踏み切ってほしい」とあいさつすると、大きな拍手が起こった。

 蓮池薫さん(47)ら、帰国した拉致被害者五人もメッセージを寄せた。

 曽我ひとみさん(45)は「今さらのように、見る物、聞く物、みんなが、母の姿に思えてなりません。一日も早く、母に会いたくて、いてもたってもいられません」と、一緒に拉致され、いまだに行方不明の母、ミヨシさん=同(46)=への思いを訴えた。

 被害者の家族によるパネルディスカッションも行われた。

 有本恵子さん=同(23)=の母、嘉代子さん(79)は「私も年はいっているが、娘も年を重ねている。どうすれば救えるのかと考えると夜も眠れない」と涙ながらに語った。一歳のときに母を拉致された田口八重子さん=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(28)は「帰ってきたらいろいろ話をして北朝鮮のことを忘れさせ、早くお母さんと呼んであげたい」と話した。

                   ◇

 ■言行不一致な政府に批判

 国民大集会は今年で七回目を迎えた。家族らは八回目を開かないで済むことを望んでいるに違いない。

 「誠意ある回答を強く求め、こうした対応がない場合には、厳しい対応を取らざるを得ない」。横田めぐみさんの偽遺骨問題を含め、北朝鮮側が示した安否不明の被害者十人に関する調査結果の説明に、細田博之官房長官が強い不快感を示したのは、昨年十二月二十四日のことだった。

 経済制裁をもにおわせる政府の公式見解。これに対し、北朝鮮側はめぐみさんの「遺骨」鑑定を捏造(ねつぞう)と主張。逆に「遺骨を現状のまま戻し、事態の真相究明と鑑定した責任者の処罰」を求めてきたのだから、正気の沙汰(さた)ではない。

 「膠着(こうちゃく)状態といわれ、一日一日が過ぎていく。こうしている間にも、あの子は政府の助けを待っています」。めぐみさんの母、早紀江さん(69)はそう訴える。

 郵政民営化法案や、中国、韓国の反日行動など内外で難題を抱える政府に、拉致問題で北朝鮮側と交渉している様子はない。

 「北朝鮮には『対話』と『圧力』で対応する」との姿勢を崩さない小泉首相だが、「圧力」どころか、「対話」もできない。被害者家族が制裁の実施を求めるのは当然だ。官房長官の発言から四カ月も経過し、「政府は言行不一致」と批判されても仕方ない。(中村将)
posted by じゅりあ at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ 瓦版の巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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