2005年09月21日

・やっぱり、北朝鮮は北朝鮮であった

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【音静庵】9/21 ■やっぱり、北朝鮮は北朝鮮であった



goo ニュース - (読売新聞)
北の主張「合意と違う」と米報道官
2005年 9月20日 (火) 21:17

 【ニューヨーク=白川義和】米国務省のマコーマック報道官は19日、北朝鮮が核拡散防止条約(NPT)復帰や国際原子力機関(IAEA)との保障措置協定締結は、米国による軽水炉提供の後になると主張したことについて、「北朝鮮が署名した合意の内容でないのは明白だ」と反発を示した。
 滞在先のニューヨークでロイター通信に語った。


goo ニュース - (共同通信)
共同声明の約束履行を 中国、合意の重要性強調
2005年 9月20日 (火) 18:24

 【北京20日共同】中国外務省の秦剛副報道局長は20日の定例会見で、北朝鮮が軽水炉提供まで核放棄に応じない姿勢を表明したことに関連して「関係国が責任ある態度で(第4回6カ国協議の)共同声明で確認した約束を履行することを望む」と述べた。

中国は協議議長国として、北朝鮮の表明に対する正面からの批判は避けながらも、合意履行の重要性を強調したものといえる。

秦副報道局長は第4回協議で「関係国は核査察を通じた朝鮮半島非核化の実現という目標で一致した」と強調。次回協議について「11月上旬に開催するという共通認識に変化があったとは聞いていない」と述べ、合意通りに開催されるとの見通しを示した。


Yahoo!ニュース - 共同通信
軽水炉提供まで核放棄せず 北朝鮮外務省が談話
 【北京20日共同】北朝鮮外務省は20日、第4回6カ国協議の共同声明に関連し「軽水炉の提供なくして核放棄を論じることはできない」と述べ、軽水炉提供まで核放棄に応じないと主張する談話を発表した。共同声明に対する北朝鮮の公式反応は初めて。朝鮮中央通信が伝えた。
 米政府は19日の共同声明採択後も、北朝鮮の完全核放棄が検証されない限り軽水炉提供問題を議論することはないと強調。町村信孝外相も、北朝鮮の主張は「受け入れられない」と反論した。共同声明で先送りした合意履行の手順をめぐり、一夜明けて米朝両国の対立が早くも表面化、今後さらに深刻化する可能性が高まった。
 北朝鮮の談話はまた「軽水炉提供と同時に、核拡散防止条約(NPT)への復帰と国際原子力機関(IAEA)との保障措置(査察)協定を締結、履行するだろう」と表明、軽水炉問題は「適当な時期」に議論するとした共同声明への不満を示した。
(共同通信) - 9月20日15時46分更新


Yahoo!ニュース - ロイター
最初に核兵器を放棄することはない=北朝鮮
 [北京 20日 ロイター] 北朝鮮の金桂冠外務次官は20日、米国が北朝鮮に軽水炉を提供するまで、北朝鮮は核兵器を放棄しない、と表明した。
 北京の空港で記者団に述べた。同次官は、6カ国協議で北朝鮮の首席代表を務めた。
 金次官は、北朝鮮が核拡散防止条約(NPT)を脱退した原因は米国の「敵視政策」にある、と主張。米国による軽水炉の提供が、敵視政策の終了を示すことになる、との認識を示した。
 同次官は「彼らは、北朝鮮にすべてを放棄するよう求めているが、先行放棄はあり得ない」と述べた。
(ロイター) - 9月20日13時55分更新

Yahoo!ニュース - ロイター
北朝鮮の見解は、6カ国協議の共同声明と一致しない=米国務省
 [国連 19日 ロイター] 米国務省報道官は19日夜、北朝鮮が、米国から軽水炉を供与されるまで核兵器を廃棄しない方針を示したことについて、6カ国協議で採択された共同声明の内容と一致しない、と指摘した。
 同報道官は、「これは明らかに合意した内容ではなく、われわれは、今後数週間の展開を注視する」と述べた。
(ロイター) - 9月20日12時32分更新


Yahoo!ニュース - 毎日新聞
<6カ国協議>北朝鮮談話、「共同声明に反する」 米報道官
 米国務省のマコーマック報道官は19日、北朝鮮外務省が軽水炉提供まで核放棄に応じないと発表したことに対して「明らかに共同声明に反する」と批判した。米国側は軽水炉提供を論議する「適当な時期」について、すべての核兵器と核計画を廃棄し、核拡散防止条約(NPT)などに復帰した後だとする立場を明確にしている。
(毎日新聞) - 9月20日12時31分更新


Yahoo!ニュース - 時事通信
6カ国協議合意は米が譲歩=NYタイムズ紙
 【ニューヨーク20日時事】20日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、北朝鮮の核問題をめぐる19日の6カ国協議合意について、ブッシュ政権が譲歩したものだと解釈、その理由として(1)テロが頻発するイラク情勢(2)ハリケーン「カトリーナ」被害への対応(3)イランの核問題―−政治的課題が山積していることを挙げた。米政府当局者は、今回の合意により「少なくとも当面は他の問題に直面しなくて済む」と語ったという。 
(時事通信) - 9月20日15時0分更新


Yahoo!ニュース - ロイター
ロシア、北朝鮮に原発建設の用意=原子力庁長官
 [モスクワ 19日 ロイター] ロシアのルミャンツェフ原子力庁長官は、北朝鮮が核兵器プログラムを断念する見返りの一環として、ロシアは北朝鮮に原子力発電所を建設する用意があると述べた。
 北京で行われていた6カ国協議で、北朝鮮は19日、核兵器プログラムの断念を約束。これに対し、韓国、米国、日本、ロシア、中国は、石油やエネルギー支援のほか、同国の安全を保障することを表明した。
 ルミャンツェフ長官は、イタル・タス通信とのインタビューで、「われわれは海外に原子力発電所を建設している。北朝鮮でもこれに類似したプロジェクトを立ち上げることができるが、外交上の合意が必要だ」と語った。
(ロイター) - 9月20日12時29分更新


Yahoo!ニュース - 産経新聞
はや亀裂 6カ国「共同声明」
北「軽水炉が前提」 米「核放棄が先決」
 【北京=久保田るり子】北朝鮮外務省は二十日、六カ国協議での共同声明採択に関し、「米国が北朝鮮に軽水炉を提供すれば、核拡散防止条約(NPT)に復帰し国際原子力機関(IAEA)と保障協定(査察)を締結し履行する」との立場を表明、「(米国が)再び『核兵器放棄優先・軽水炉後回し』の主張に固執するなら、その悪い結果は極めて深刻で複雑なものになるであろう」と言明した。共同声明採択後の北朝鮮政府の反応は初めて。朝鮮中央放送が外務省スポークスマン談話として伝えた。
 十九日採択された共同声明は、米国の「すべての核放棄」が軽水炉議論の大前提との主張と、北朝鮮の軽水炉提供後に核廃棄との立場の差を棚上げし、順序には触れず「適当な時期」に軽水炉建設問題を議論すると記したが、北朝鮮はさっそく米国に譲歩する考えがないことを強調した形だ。共同声明という初の「成果」を出した六カ国協議は終了早々から対立点が浮き彫りとなった。
 談話はまた、「信頼醸成の物理的な保証である軽水炉の提供なくしては、わが方がすでに保有している核の抑制力を放棄する問題を夢にも考えてはならないというのが、われわれの正々堂々たる一貫した立場」と述べ、「もし米国が今回の約束を破るなら、先軍(軍事優先)路線が示す道に進む」などと強硬姿勢を示唆している。
     ◇
 【ニューヨーク=長戸雅子】ライス米国務長官は十九日、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議で初めての合意文書として「共同声明」が採択されたことを「最初の良い一歩」と評価。そのうえで、北朝鮮が求める軽水炉建設の議論開始の時期については北朝鮮が核を放棄して核拡散防止条約(NPT)に復帰し、国際原子力機関(IAEA)の保障措置(核査察)を受けるのが前提との考えを示し、北朝鮮の核放棄を実現するため「明確な行程表(ロードマップ)が必要」と述べた。
 ライス長官は国連本部内で記者団に対し、「あらゆる段階で北朝鮮の(核放棄への)取り組みを検証しなければならない」と述べ、協議の合意を実行に移すため、ロードマップを作って今後の交渉を進める考えを明らかにした。
 また、共同声明で確認された米朝の国交正常化に向けた措置については「合意は米朝二国間だけのものでなく、むしろ北朝鮮とその隣国という六カ国間のもの」と述べ、「朝鮮半島の非核化が進展し、隣国間の関係が改善することを待ち望んでいる」と慎重な発言に終始した。
 一方、イランの核問題については、改めて安保理付託の可能性に言及した。
≪町村外相「受け入れられぬ」≫
 北朝鮮が六カ国協議の共同声明に関し、軽水炉提供後に核放棄や核拡散防止条約(NPT)復帰への合意を履行する−との談話を発表したことについて、町村信孝外相は二十日午前の記者会見で、「受け入れられない」と批判した。
 外相は「日米韓は六カ国協議の最後の場で、核兵器および核計画の放棄やNPTへの復帰後の適当な時期に、軽水炉問題の議論を行うということを確認している」と強調した。
 さらに「本当に難しいのは十一月初旬から始まる次回会合。具体的な作業手順が決まる。北朝鮮はすでに第二ステージの話を始めている」との認識を示した。
 細田博之官房長官も同日、「NPTと国際原子力機関(IAEA)保障措置に早期に復帰するという約束がまず必要な手順だ」と言明した。いずれも、北朝鮮が求めるエネルギー支援の前に北朝鮮が核放棄を実行すべきだとの姿勢を打ち出したものだ。
≪北の完全放棄 道険しく≫
 六カ国協議で採択された共同声明で北朝鮮が核開発の放棄を表明、この問題で前進がみられた。
 しかし、これで北朝鮮の核問題が全面的に解決したかといえば、そうではない。北朝鮮が合意を実行するかという疑問が残ることに加え、声明の解釈をめぐって早くも米朝の主張の違いが鮮明になってきているからだ。
 今回の六カ国協議の結果についてブッシュ大統領、ライス国務長官は成果を自賛しているが、米国内では、「北朝鮮に譲歩しすぎた」「譲歩をしたのは北朝鮮であり、原則で米国が譲ったところはない」−などさまざまな評価がなされている。
 いずれが正しいかはともかくとして、確実なことは、こんどの合意をもってしても、核問題の根本解決にはなおほど遠いということだ。協議の“水入り”など曲折があったために、合意にこぎつけた事実だけが大々的に報じられ、あたかも核問題が解決を見たかのごとく印象をあたえるかもしれないが、実際は共同声明、つまり、交渉の基礎について合意したにすぎない。本格的な交渉はまさにこれから始まる。
 交渉を通じて北朝鮮が核開発を中止、検証で確認され、米国、日本など他の国からの代償について合意、最終覚書に調印されたときに、はじめて一応の解決ということになる。現時点では、そこまで行くには長い長い道のりがある。
 仮に覚書に調印されたとしても、果たして北朝鮮がその約束を実行するのかという疑念も払拭(ふっしょく)されていないし、実行したとしても、将来ともに合意を順守し続けるかという疑問も残る。
 しかも、合意翌日に、「軽水炉がさきか、核拡散防止条約(NPT)復帰がさきか」をめぐって早くも米朝が応酬、見解の隔たりが今後拡大する気配も見え始めている。
 さまざまな口実を設けて交渉を引き延ばすのが北朝鮮の常套(じょうとう)手段であり、やはり核開発に関する一九九四年の枠組み合意を躊躇(ちゅうちょ)なく破棄した経緯を考えれば、北朝鮮に対する不信感はあながち的外れともいえない。
 朝鮮半島から核が完全に消える日はなお遠い。(樫山幸夫)
(産経新聞) - 9月20日15時43分更新


Yahoo!ニュース - 読売新聞
NPT復帰は軽水炉提供の後、北朝鮮が日米けん制
 【北京=平野真一】北朝鮮外務省スポークスマンは20日、同国の核問題をめぐる第4回6か国協議が19日採択した共同声明について談話を発表し、北朝鮮による核拡散防止条約(NPT)復帰や国際原子力機関(IAEA)との保障措置協定締結は、米国による軽水炉提供が行われた後となるとの考えを示した。

 ラヂオプレス(東京)が、朝鮮中央放送の報道として伝えた。

 日米両国が19日、軽水炉問題は北朝鮮が核兵器・核計画を廃棄し、NPTに復帰した後に議論するとの立場を表明したことをけん制する狙いと見られる。

 核廃棄など北朝鮮が取るべき措置とこれに対する見返り措置をどのような順序でいつ行うかといった具体化作業は、11月初めに予定される次期協議の主要議題となるが、再び軽水炉問題をめぐって紛糾する可能性が高いことを示したものだ。

 談話は、「わが方は共同声明で表明された通り、米国が信頼づくりの基礎となる軽水炉を提供し次第、NPTに復帰し、IAEAと保障措置協定を締結、履行する」と指摘。

 軽水炉提供は「米国がわが方の平和的核活動を実質的に認める証拠」だとして、米国に「1日も早く提供する」よう求めた。

 さらに、米国が「核兵器放棄を優先し、軽水炉提供を後回しにするとの主張に固執するなら、核問題では何も変わるものがないだろう」と警告した。

 共同声明は、北朝鮮が強硬に求めていた軽水炉の取り扱いについて、「他の参加者は、適当な時期に、北朝鮮への軽水炉提供問題について議論を行うことに合意した」としている。

 これについて米国首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補は共同声明採択後、「適当な時期とは、北朝鮮が核兵器と核計画を取り除き、NPTに復帰し、IAEA保障措置を受け入れた後のことだ」と明言。

 日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長も閉幕式で、核廃棄やNPT復帰などが「すべて満たされれば、軽水炉提供問題を議論する用意がある」と述べた。
(読売新聞) - 9月20日12時52分更新


goo ニュース - (朝日新聞)
北朝鮮「NPT復帰は軽水炉提供後」 次回協議へ牽制か
2005年 9月20日 (火) 13:26

 北朝鮮外務省は20日、前日に閉会した第4回6者協議を論評する初の報道官談話を発表した。軽水炉が提供された後に核不拡散条約(NPT)に復帰すると主張。米国と日本などは、北朝鮮が核を放棄した後に軽水炉の議論が始まるとの認識なので、「核放棄が先か、見返りとなる軽水炉提供が先か」という問題が早くも表面化した形だ。

 談話は「我々は共同声明で宣言された通り、米国が我々に軽水炉を提供し次第、NPTに復帰し、国際原子力機関(IAEA)と核査察協定を締結して履行するだろう」として、軽水炉提供をNPT復帰の条件とする立場を明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。

 19日の共同声明では最初の項目で、北朝鮮が核兵器と核計画の放棄、NPTへの復帰を前提なしに約束したことが明記された。北朝鮮が強く主張していた軽水炉問題は「適当な時期に議論する」とされていた。


 この点について日本、米国、韓国は同日の6者協議全体会合で、北朝鮮の完全な核放棄が軽水炉提供の議論をする前提となる、との立場を口頭で表明している。

 北朝鮮の談話は従来の姿勢を再び強調し「核の平和利用の権利」を改めて主張したものだ。11月に予定される次回協議へ向けて、今後も関係国への牽制(けんせい)を強めるとみられる。

 談話は「軽水炉の提供なしでは、我々がすでに保有している核抑止力を放棄することを夢にも考えてはならない」「米国が核兵器の放棄を優先し、軽水炉の提供を後回しにすることに固執すれば、朝米間の核問題は何も変化がなく、結果を複雑にする」として、軽水炉問題の進展が合意事項全体の実現性にかかっているとの考えを示した。
posted by じゅりあ at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ 瓦版の巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月20日

・骨抜きの共同声明

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【音静庵】 9/20 ■骨抜きの共同声明


goo ニュース - (朝日新聞)
拉致問題置き去りを危惧 6者共同声明で被害家族ら
2005年 9月20日 (火) 00:59


 6者協議で採択された共同声明について、拉致被害者の家族らは19日、「拉致問題の置き去り、切り捨てにならないか」と警戒感を表した。

 家族会代表の横田滋さん(72)は講演のため訪れた静岡市で、「前回までと比べると、決裂もなく、接触の時間も増えているのは好ましいが、目に見える成果がほしい」とコメントした。

 一方で、家族会の増元照明事務局長(49)は「『日朝平壌宣言に従って』という表現は国交正常化が前提。拉致問題が後退したり、拉致被害者が見捨てられたりすることにならないか、強い危惧(きぐ)を抱いている」と強調した。

 田口八重子さんの兄飯塚繁雄さん(67)も「声明の中に『拉致』の言葉がほとんど出てこなかった。後回しということなのだろうか」と不信感を口にした。

 一方、拉致被害者の地村保志さん(50)は「拉致問題の早期解決を果たす上で進展があった。今後は、日朝両国が政府間交渉を早期に再開し、拉致問題の解決に向け真摯(しんし)に取り組んでくれることを願います」とのコメントを発表した。


goo ニュース - (朝日新聞)
北朝鮮との交渉に弾み 6者協議共同声明で日本
2005年 9月19日 (月) 23:36

 6者協議の共同声明に「懸案事項」の解決を含めた日朝国交正常化が盛り込まれたことで、日本政府は拉致問題解決のための政府間交渉に弾みを得た、と受け止めている。ただ、北朝鮮が拉致問題で前向きな対応をするかどうかははっきりしない。仮に拉致問題で進展がないまま、日本以外の各国が北朝鮮へのエネルギー支援などに取り組むようだと、日本政府は対応に苦慮しそうだ。

 「6者協議の中でも、我々の懸案を解決できる大きな枠組みがある」。日本代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は協議終了後の会見で、日朝の国交正常化が共同声明に盛り込まれた意義を説いた。明記こそされていないが、「懸案」には日本人拉致問題も含まれているというのが日本側の立場だ。

 休会前の協議では拉致問題を取り上げる日本に米国以外は冷淡で、日朝協議も休会が決まった8月7日に20分ほど開かれただけだった。だが、再開後は北朝鮮の態度が変わり、佐々江局長と北朝鮮代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は9月14日に1時間以上協議したほか、18日までに立ち話も含めれば5日連続で話し合った。

 日本代表団筋は「これまで北朝鮮は『日本は核問題の交渉相手ではない』との姿勢だったが、今回は様子が違った」と言う。背景には軽水炉提供など核の平和利用をめぐる米朝対立のなかで、北朝鮮が米国の意向を日本を通じて探る狙いがあったとの見方もある。

 例えば協議5日目の17日夕、釣魚台国賓館の議場で佐々江氏は金次官に「軽水炉の問題をうんぬんするタイミングについては、日本も米国も原則的に強い立場がある」と語りかけた。日本側にも米国の真意を伝えることで、米朝間の「橋渡し」に一定の役割を果たそうという狙いがあった。

 ただ、拉致問題の解決までには課題が多い。

 金次官は14日、拉致問題について「本国においてしかるべき検討をしている」と答えたが、具体的な検討結果は最後まで明らかにしなかった。

 北朝鮮側は柔軟な姿勢を見せる一方、02年9月の日朝平壌宣言から3周年を迎えた17日には北朝鮮の平壌放送が、日本を「すべて解決した拉致問題を持ち出し、敵視する動きに狂奔している」などと非難した。

 日本政府は北朝鮮との政府間交渉を進めたい考えだが、北朝鮮の対日担当者を入れた今後の交渉が、どういう形になるのかもはっきりしない。

 昨年8〜11月に3回開かれた日朝実務者協議は拉致問題に的を絞ったが、北朝鮮が横田めぐみさんのものとして提出した遺骨が偽物という鑑定結果が出たことから、協議は中断している。

 日本側には「国交正常化交渉の準備協議のような形をとるしかない」(政府関係者)との指摘もある。だが、拉致解決への道筋がはっきりしない中で正常化に道を開けば、拉致被害者の家族をはじめ、世論の反発は必至だ。外務省首脳も「今の時点では、ハードルが高い」と語っている。

 共同声明では、6カ国がエネルギーや貿易・投資の分野で経済面の協力を進めるということも記された。拉致問題で進展がないまま日本以外の各国が北朝鮮へのエネルギー支援などに入るなら、日本政府は協議参加国の連携と国内世論との板挟みになりかねない。


goo ニュース - (読売新聞)
日本政府、6か国協議「共同声明」を歓迎
2005年 9月19日 (月) 21:28

 政府は19日、北朝鮮の核兵器・核計画の放棄を明記した6か国協議の共同声明について、「朝鮮半島の非核化を実現する上での重要な基礎になる」(町村外相)と歓迎している。
 今後は、米韓両国などと連携し、11月にも開かれる第5回6か国協議で北朝鮮の核放棄や核拡散防止条約(NPT)復帰の具体化を目指す方針だ。

 細田官房長官は同日夕、「今回の合意は一応の前進と評価できる。北朝鮮が国際ルールに従う取り組みを見せたことは良いが、(ルールを破った)イラク、イランなどの例があり、注意深く見ていく。核廃棄などを検証できるかが大きなカギとなる」と述べ、核放棄の検証を重視する考えを強調した。

 また、細田長官は、「拉致問題などの懸案が残されたままで、今後の協議を見ていかなければならない」と述べ、日本人拉致問題の進展を図るため、日朝協議の早期再開を北朝鮮に働きかける考えを示した。


goo ニュース - (朝日新聞)
北朝鮮、核放棄表明 6者協議声明
2005年 9月20日 (火) 01:10

 北朝鮮の核問題をめぐる第4回6者協議は19日、初の共同声明を採択した。北朝鮮は、すべての核兵器と今ある核計画を放棄し、核不拡散条約(NPT)への復帰と、国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れることを約束した。北朝鮮が求めている軽水炉型原発の提供については、「適当な時期に議論する」ことで合意した。北朝鮮が多国間の枠組みの中で核放棄を約束したのは初めて。ただ、その時期や検証方法など具体的な道筋は決まっておらず、11月に次回協議を開いて話し合うことになった。

 北朝鮮のウラン濃縮による核開発の発覚を受けて03年8月に始まった6者協議で、この共同声明が初の合意文書となった。議長を務める中国代表の武大偉(ウー・ターウェイ)外務次官は、北京の釣魚台国賓館で閉会後、声明採択を「最も重要な成果だ」と強調した。

 声明の中で6者は、協議の目標を「朝鮮半島の検証可能な非核化」と再確認。北朝鮮の核放棄と同時に、米国が朝鮮半島内で核兵器を持たないことや、北朝鮮に対し攻撃や侵略をする意図はないことなども確認した。

 北朝鮮による核の平和利用の権利については、北朝鮮が協議の中で自国に権利があると発言したことを記し、各国は「この発言を尊重する」との表現で盛り込んだ。

 また、過去3回の協議で焦点となってきた北朝鮮によるウラン濃縮計画については直接言及しなかった。かわりに、韓国と北朝鮮の双方がウラン濃縮施設を持たないとした92年の朝鮮半島非核化共同宣言について「順守されるべきだ」と言及した。

 最大の焦点となった軽水炉提供について、日米は、北朝鮮のすべての核放棄が前提になると主張してきた。だが共同声明ではこの問題で「適当な時期に議論を行う」としただけで、結局、道筋は盛り込んでいない。

 これに関連して日本代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は、19日の全体会合で「北朝鮮がすべての核兵器と核計画を放棄し、原子力利用に関するすべての国際的合意と規範を完全に順守すること」が、軽水炉提供の議論の前提となるとの考えを表明した。日本代表団筋によると、米国と韓国からも同様の考えが示されたという。

 一方、次回の第5回6者協議は11月上旬に開くことで各国が合意した。米国代表のヒル国務次官補は協議後、北京のホテルで記者団に「11月の協議のカギは(北朝鮮の核施設への)査察になる」との見通しを示した。

 今回の協議は7月26日に始まり、8月7日にいったん休会。9月13日に再開され、期間は計20日間に及んだ。

 〈共同声明骨子〉

 ●6者協議の目標は、朝鮮半島の検証可能な非核化

 ●北朝鮮はすべての核兵器および既存の核計画を放棄する。核不拡散条約(NPT)、国際原子力機関(IAEA)の保障措置に早期に復帰することを約束

 ●北朝鮮は原子力の平和利用の権利を持つ旨を発言。他国はその発言を尊重する旨を述べ、適当な時期に軽水炉提供問題について議論することで合意

 ●米国は朝鮮半島で核兵器を持たず、北朝鮮を核兵器や通常兵器で攻撃、侵略する意図はないことを確認

 ●米朝は、相互の主権を尊重し、平和に共存し、関係正常化のための措置をとる

 ●日朝は、平壌宣言に従って過去を清算し懸案事項を解決し、国交正常化のための措置をとる


Yahoo!ニュース - 読売新聞
政府、日朝協議再開目指す…「拉致」進展は予断許さず
 【北京=池辺英俊】日本政府は、第4回6か国協議の共同声明で、日朝平壌宣言に基づき日朝国交正常化を目指す方針が再確認されたことを踏まえ、北朝鮮との政府間協議を早期に再開したい考えだ。

 ただ、協議再開の具体的なメドは立っておらず、焦点の日本人拉致問題を進展させられるかどうかは予断を許さない。

 町村外相は19日夜、「従来は2国間の約束だったが、6か国協議という多国間の場で確認できたことは意味がある」と評価した。日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長も記者会見で、「(拉致問題を含む)懸案解決が重要だという6か国の合意ができた」と強調した。

 昨年末以降、断絶状態が続いていた北朝鮮との会談が今回の協議期間中、頻繁に行われた。短時間の接触を含めると14日から5日連続で、日朝の首席代表が会談した。日本代表団筋は、「2国間の距離感はかなり縮まった。過去の6か国協議で、これほど日朝が熱心に協議したことはなかった」と指摘する。

 北朝鮮が今回、日朝協議に前向きだったのは、核問題をめぐって米朝が対立する中、米国と最も緊密な日本から米側の情報を得るとともに、米国との仲介役を期待したとの見方が有力だ。また、核放棄の見返りとして、将来の軽水炉の獲得を実現するには、支援国候補の日本とある程度の関係を構築する必要があったと見られる。

 しかし、北朝鮮は今回、拉致問題について「日本の立場はよく理解している。対話再開へ向けた努力をさらに行いたい」と述べるにとどまった。日本側が提起していた拉致問題の真相究明などの要求にも、具体的な回答を示さなかった。

 このため、日本に対する北朝鮮の態度軟化は、「6か国協議を乗り切るための一時的な『手段』にすぎないのではないか」(自民党幹部)との見方もある。
(読売新聞) - 9月20日0時31分更新


Yahoo!ニュース - 毎日新聞
<6カ国協議>次回は「核放棄の手順」が焦点 ヒル氏表明
 米首席代表のヒル国務次官補は19日、11月上旬に予定される第5回協議について「検証が非常に重要だ。今回の合意のカギとなる」と述べ、北朝鮮が共同声明で約束した「すべての核兵器と現存する核計画の廃棄」を具体的にどのように査察し、検証していくかという「核放棄の手順」が焦点になるとの見解を表明した。
(毎日新聞) - 9月20日0時50分更新


Yahoo!ニュース - 毎日新聞
<6カ国協議>中国が成果を誇示
 6カ国協議の議長国・中国は19日、初の共同声明採択という「実質的な成果」を上げ、拉致問題を抱える日本や、台湾問題が横たわる米国にも、中国の役割の大きさを見せつけることに成功した。中国首席代表の武大偉外務次官は閉会式後の会見で、「紅楼夢」を元にした越劇の歌詞の一節を引き合いに出し、成果を誇示した。
(毎日新聞) - 9月19日21時9分更新


Yahoo!ニュース - 毎日新聞
<6カ国協議>韓国、自主外交の成果と自画自賛
 第4回6カ国協議の共同声明について、韓国の鄭東泳統一相は19日、「平和か危機かの分岐点で、民族の運命を初めて自ら決断し、妥結に導いた」と述べ、韓国の自主外交の成果と自画自賛した。民族協調と米韓連携とのバランスを保ち、決裂直前の局面で米朝双方を説得、独自の役割を果たしたと自信を深めている。
(毎日新聞) - 9月19日21時30分更新
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2005年09月19日

・拉致問題:6ヶ国協議と国連

Yahoo!ニュース - 時事通信
北朝鮮、対話再開へ「努力」=5日連続で日朝会談
 【北京18日時事】6カ国協議で日本政府首席代表を務める外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長は18日午後、同協議が開かれている北京市内の釣魚台迎賓館で、北朝鮮首席代表の金桂冠外務次官と約40分間会談した。佐々江氏が拉致問題解決の重要性などを強調したのに対し、金氏は「対話再開に向けた努力をさらに行いたい」と答えた。対話再開に向けた具体策についての言及はなかった。
 13日に再開された6カ国協議で、日朝の首席代表が話し合うのは、短時間の接触も含め5日連続となった。 
(時事通信) - 9月18日21時0分更新


Yahoo!ニュース - 共同通信
拉致で対話再開に努力 北朝鮮、日朝2国間会談で
 【北京18日共同】北京の釣魚台迎賓館で開かれている6カ国協議で18日、日本首席代表の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長と北朝鮮の金桂冠外務次官が3回目の2国間会談を行った。金氏は拉致問題について「日本の立場はよく理解している。2国間の対話再開へ向けさらに努力したい」と述べ、政府間協議再開に前向きな姿勢を示した。
 会談は日本側が持ち掛け、釣魚台の会議室で約40分間行われた。佐々江氏が、日朝平壌宣言に基づき拉致問題を含む諸懸案を解決して国交正常化するという日本の基本的立場を重ねて強調しながら「北朝鮮の速やかな建設的対応を求める」と要請したのに対し、答えた。ただ拉致問題や政府間協議再開に関する具体的言及はなかった。
(共同通信) - 9月18日20時40分更新


goo ニュース - (共同通信)
拉致で対話再開に努力 北朝鮮、日朝2国間会談で
2005年 9月18日 (日) 19:10

 【北京18日共同】6カ国協議の日本首席代表を務める佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は18日、北朝鮮の金桂冠外務次官と北京の釣魚台迎賓館で3回目の2国間会談を行った。金氏は拉致問題について「日本の立場はよく理解している。北朝鮮としても対話の再開へ向けた努力をさらに行いたい」と述べ、政府間協議の再開に前向きな姿勢を示した。

佐々江氏が、日朝平壌宣言に基づき拉致問題を含む日朝間の諸懸案を解決して国交正常化するという日本の基本的立場を重ねて強調しながら「北朝鮮の速やかな建設的対応を求める」と要請したのに対し、答えた。


goo ニュース - (朝日新聞)
北朝鮮「2国間対話再開に努力」 3回目の日朝協議
2005年 9月18日 (日) 20:46

 6者協議に出席している日本代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長と北朝鮮代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が18日、北京の釣魚台国賓館で約40分にわたって協議した。金次官は途絶えている日朝の政府間交渉について「対話再開に向けてさらに努力を行いたい」と発言。ただ、拉致問題への対応を含め、具体的な回答はなかった。

 6者協議の場での日朝接触は14日から連続5日目。席についた形でのまとまった協議は15日以来で、3回目となる。

 日本代表団筋によると、佐々江局長が「日朝平壌宣言に基づき、拉致問題を含む諸懸案を包括的に解決して国交正常化するという立場に変わりはない」と表明。金次官は「日本側の立場はよく理解している。北朝鮮としても、2国間対話の再開に向けてさらに努力したい」などと答えた。

 金次官は1回目となった14日の協議で、拉致問題について「(北朝鮮)本国でしかるべき検討が行われている」と主張。対日担当者を含めた政府間交渉については「最善を尽くしたい」と述べたが、18日も本国での検討結果など具体的な回答はなかったという。

 また、協議では核問題も取り上げられ、北朝鮮側から軽水炉建設を含む核の平和利用を重視しているというこれまでの主張が繰り返された。


Yahoo!ニュース - 読売新聞
拉致問題の協議再開、北朝鮮高官が前向き発言
 【北京=池辺英俊】北朝鮮の金桂寛外務次官は18日、北京の釣魚台国賓館で佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長と会談し、日本人拉致問題について「日本の立場はよく理解している。北朝鮮としても対話の再開へ向けた努力をさらに行いたい」と述べ、日朝実務協議の再開に前向きな姿勢を示した。

 ただ、日本側が先に要求した拉致問題の真相解明などに関する回答はなかった。

 佐々江氏は、「北朝鮮の速やかで、建設的な対応を求める」と実務協議の再開などを重ねて求めた。

 日朝の2国間会談は、6か国協議再開後3回目で、約40分間行われた。6か国協議の共同文書についても意見交換した。

 日本側によると、北朝鮮代表団は会談後、日本側代表団全員と握手したうえで見送るなど、終始、友好的な姿勢を示したという。
(読売新聞) - 9月18日20時33分更新


goo ニュース - (読売新聞)
分担金引き下げ求める考え示唆、町村外相が国連演説
2005年 9月18日 (日) 20:15

 【ニューヨーク=川上修】町村外相は17日夜(日本時間18日午前)、国連総会で演説し、2006年に行われる国連分担金の見直し交渉について「積極的に参画し、国連加盟国の地位と責任が適切に考慮されるよう最大限の努力を行っていく」と述べ、日本の分担金の引き下げを求める考えを示唆した。
 日本は国連分担金総額の19・468%の約371億円を支出しており、米国に次いで2番目に多い。

 また、安全保障理事会改革について「国連全体の刷新を達成するため、カギであり続ける」と指摘し、来年9月までの国連総会会期中の実現を求めた。日本の安保理常任理事国入りへの決意も改めて示した。

 北朝鮮問題については、6か国協議の進展に期待を示した上で、「ミサイル、拉致問題が、日朝平壌宣言に従って包括的に解決されるよう最大限の努力を行う」と述べた。


goo ニュース - (朝日新聞)
国連分担金の見直し主張 町村外相が総会で演説
2005年 9月18日 (日) 20:20

 町村外相は17日夜(日本時間18日朝)、国連総会で演説し、国連分担金のあり方を見直すべきだと主張した。日本は米国に次いで全体の約2割を負担しており、分担率の低い一部の常任理事国の負担を引き上げるよう求めたものだ。

 演説では、公平な分担率を達成するための「包括的な見直し」を訴え、「日本は06年末までに合意される分担率交渉に積極的に参画していく」と表明。「加盟国の地位と責任が適切に考慮されるよう最大限の努力を行っていく」と述べた。

 日本の分担金は、約22%を占める米国に次ぐ約19.5%で、安保理常任理事国入りを求める根拠の一つとなっている。一方で分担金は経済力に応じて払うため、常任理事国でも英仏がともに約6%、中国が約2%、ロシアは約1%にとどまる。日本政府としては、国連での地位と責任に見合った負担を求め、不公平感を解消したい考えだ。

 また、町村外相は演説で、国連憲章からの旧敵国条項の削除が国連特別首脳会議の成果文書に盛られたことを歓迎した。
posted by じゅりあ at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ 瓦版の巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月14日

・ミカン箱の女:西川京子

2005 総選挙 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
注文通り!? ミカン箱から〜福岡10区・女性「刺客」が“第一声”
 「ミカン箱に立って1人で頑張って」。自民党本部から福岡10区の公認候補とされながら、地元県連にこう言われた西川京子・前議員(比例九州ブロック)が20日朝、オレンジ色のミカン箱に立ち、北九州市小倉北区のJR小倉駅前で“第一声”を上げた。「私にも意地がありますから」。ソフトな語り口に強い決意を込めた。

 西川氏は熊本県津奈木町が地元で、夫は同町長。福岡10区には何のゆかりもないが、反対票組の自見庄三郎・元郵政相の「刺客」として急きょ、14日に擁立が決定。その後、西川氏が県連にあいさつに出向いた際に、県連幹部から飛び出したのが「誰かを頼るのではなく、ミカン箱に――」の発言だった。

 これを聞いて、奮い立ったのが、地元・熊本の支援者たち。なにしろ、津奈木は熊本県でも有数のミカン産地。町議の一人が早速、収穫用に使うプラスチック製のミカン箱二つを持ち寄り、木板を取り付けて即席の演説台を作った。

 ミカン箱の上に立ち、マイクを握った西川氏は「郵政民営化に賛成する北九州市民の受け皿になるために参りました」と威勢良くあいさつ。ミカン箱についても「選挙期間中、ずっと使います。高さもちょうどいいし、身の引き締まる思いがします」と気に入った様子だった。

 一方、この日午前、北九州市小倉北区の自見氏の事務所開きに出席した系列の地元県議は「本当にミカン箱に立ったの? 取るに足りないパフォーマンスだ」と苦笑してみせた。


スポニチ Sponichi Annex ニュース 社会
首相 山崎拓氏を応援
050914-ミカン箱

 小泉純一郎首相は3日、福岡市内で街頭演説し、衆院福岡2区に出馬している自民党の山崎拓前副総裁について「今回の選挙で一番解散を嫌がった人です」と指摘し「何とか解散を避けるように、郵政法案を成立させようと一番頑張ってくれた」と持ち上げた。さらに「選挙をやったばかりなのに申し訳ない。解散を避けることができて成立するかと思っていたが、参院でつぶされた。ちょっと予想外だった」と述べた。

 一方、福岡10区に擁立した「刺客」の西川氏の応援では一緒にミカン箱の上に立った。

 ≪街頭演説で女性3人ケガ≫小泉首相の街頭演説を聞きに集まった女性3人が3日午後4時半ごろ、北九州市のJR小倉駅前のエスカレーターで転倒、足を切るなどのケガをした。小倉北署によると、現場は駅前のペデストリアンデッキに上るエスカレーター。安全のため停止させていたが、聴衆がエスカレーターに乗っていたため重みで下に動き、女性3人がバランスを崩して倒れたらしい。ほかに、熱中症などで気分が悪くなった女性5人も救急車で病院に運ばれた。
[ 2005年09月04日付 紙面記事 ]


西日本新聞 The Nishinippon WEB(Googleキャッシュより)
ミカン箱に笑顔咲く 福岡10区 西川氏「頭真っ白」
 「小泉自民圧勝」を象徴する笑顔が、ミカン箱の上ではじけた。 福岡10区で当選した自民前職の西川京子氏(59)。北九州市小倉北区の事務所では駆け付けた支援者たちが拍手と万歳で迎える中、「なんか、頭が真っ白で…。ただ一言、ありがとうございます」と声を震わせ、驚きと戸惑いさえにじませた。

 郵政反対派への対立候補として、立候補を決めたのは公示の半月前。小泉首相による「劇場型選挙」の主役の一人として全国の注目を集めた。

 あいさつに行った党福岡県連では幹部から「ミカン箱一つで頑張って」と突き放された。浴びせられた冷や水に一人、悔し涙も流した。

 地縁も知名度もない選挙区での戦い。震える思いであえてミカン箱の上に立ち、街頭演説を繰り返した。だが、「街頭での手ごたえが票に結びつくか、最後まで不安だった」。迎えた投開票日、結果は十万票近くも集める「思いもよらぬ」圧勝となった。

 「おそらく日本一、小さな事務所と少ないスタッフ。そこでこんな票が出るなんて。これは、小泉内閣が訴えた郵政民営化への支援だと思う」。あらためて責任の重さを痛感した。

 「少子化対策など課題は山積。北九州市民の代表として国政に臨みたい」。口元を引き締め、ミカン箱から下りた西川氏。次は再び、国会という舞台に上がる。

 一方、落選した無所属前職、自見庄三郎氏(59)は「真に国民のための改革を唱えたが敗れました」と同区の事務所で涙ぐんだ。民主前職、城井崇氏(32)は「自民分裂の『竜巻』にのみ込まれた」と悔しさをかみしめた。


asahi.com
ミカン箱乗り、西川京子氏が笑顔 福岡10区?-?政治
 「小泉改革を評価してくれた証しです」。福岡10区で自民前職の西川京子氏(59)が郵政民営化法案に反対した自見庄三郎氏(59)らを破り、象徴となったミカン箱に乗って笑顔をみせた。

 自見氏への対立候補として比例九州ブロックからくら替え。党福岡県連から「ミカン箱に乗って1人で頑張って」と突き放され、地元・熊本から届いたミカン箱で演説を続けた。当初は法定得票の獲得も危ぶまれたが、ミカン箱でアピール。「小泉改革」を訴えて都市住民に支持を広げた。


ZAKZAK
みかん箱の西川は台本?「かわいそう」同情集め大勝
きっかけは県連幹部のつれないセリフ…というが

 ミカン箱で“作戦勝ち!? 小泉首相が放った女性刺客の中では地味な存在だったにもかかわらず、大差で勝利した西川京子氏=福岡10区。その原動力となったのが、選挙中乗り続けたミカン箱だ。地元・大物県連幹部の“意地悪発言”がきっかけで登場したものだったが、実はこれ、戦術だったとの見方が…。

 「あのミカン箱にしてやられた」

 苦杯を喫した造反組の自見庄三郎氏=無所属=の関係者は、こう肩を落とす。

 比例代表からのくら替えで特に派手な経歴もなく、刺客候補の中ではパッとしなかった西川氏。福岡には地縁・血縁もないだけに、当初は当選7回を誇り郵政相などを務めた自見氏はもちろん、民主党前職の城井崇氏に対しても苦戦が伝えられていた。

 ところが結果は、次点の自見氏に3万票以上の大差。事務所でもミカン箱の上に乗り、勝利を祝った。

 西川氏がミカン箱に乗って北九州市の街頭に立ったのは、公示前の8月20日。きっかけは県連幹部の捨てゼリフだった。

 地元にあいさつに訪れた際、党県連幹事長の中村明彦県議が「ミカン箱に乗って一人で頑張って」と発言。これが新聞などで取り上げられ、反発した西川氏の地元・熊本県奈津木町の町議が、地元名物デコポンの収穫用箱を持参したのだ。

 出馬会見では「茫然(ぼうぜん)自失」と途方に暮れてみせた西川氏だったが、「意地がありますから」と、箱の上にベニヤ板を載せ“つじ説法”を開始。元々は亀井静香氏門下で、郵政民営反対派。だがミカン箱の上からは、Tシャツにスニーカーで「小泉改革の受け皿」を繰り返した。

 西川氏のこの姿はマスコミにも大々的に取り上げられ、「かわいそう」と評判に。街頭では子供に「あれがミカン箱」と指差し教える母親の姿も見られ、最初は冷淡だった地元議員や企業も次第に支援を開始した。ミカン箱の上に乗っての演説は、200回以上。今月3日には小泉首相も応援に訪れ……というのが、福岡の“シンデレラ”ストーリー。

 ところがある自民党関係者は、こう指摘する。 「あれは県連幹部の筋書き通り」

 当の中村氏を直撃すると、「(作戦だったかどうかは)ノーコメント」とした上で、こう話す。

 「造反議員の所に対立候補として来るならば、強い意志が必要。彼女は比例出身で苦労知らずで、“刺客”というより“お客”。心構えを確認するためああ言った。県連としては最初から(西川支持で)筋を通していた」。その一方で「自民党は裾野が広い。皆を自然とその気にさせるには手がかかる」とも。

 思い返せば森喜朗前首相が干からびたチーズを手に「首相にはサジを投げた」とひと芝居打ったのが、今回の“小泉劇場”の始まりだった。やはり役者揃いということか。
ZAKZAK 2005/09/13

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市民メディア・インターネット新聞JANJAN
 選挙・プライドは無いのか、西川京子さん


2005年4月 : donna : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「女の子」発言 感覚のずれ
 郵政民営化法案をめぐり、自民党内の攻防が激化している。先週開かれた党郵政改革関係合同部会で、賛成派の橘康太郎衆院議員が、慎重意見を述べた西川京子衆院議員に「比例で当選した女の子が何を言ってるんだ!」というヤジを飛ばし、問題となった。

 比例選軽視であるとか、女性蔑視(べっし)だとか、様々な反発を招いたヤジなのだが、何より「女の子」という表現にびっくりした。

 西川氏は当選2回、1945年生まれの59歳である。70歳の橘氏より年下ではあるが、いかにカッとなったからとて、「女の子」と表現する感覚は普通ではない。50代でも「若手議員」と呼ばれる永田町ならではのセンスである。

 思えば、つい最近まで、私のことを「お嬢ちゃん」と呼ぶ議員もいた。恐ろしいのは、「30代半ば過ぎに、『お嬢ちゃん』はないだろう」と思いながらも、呼ばれているうちに、自分が若いような気がしてきたことだ。

 私の場合、ヨミウリウイークリー編集部に異動し、永田町以外に取材に行くようになり、「自分はもはや若くない」という、切ないが当たり前の現実に気がついた。しかし、あのままずっと「お嬢ちゃん」と呼ばれ続けたら、さぞかし世間とずれた人になっていただろう。

 単なる不規則発言として見過ごされそうな「女の子」発言は、実は、永田町と有権者との、感覚のずれを示しているような気がする。
posted by じゅりあ at 04:41| Comment(0) | TrackBack(1) | ◆ 瓦版の巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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