2005年03月02日

山古志村の母犬マリ

ちょっとウルウルした話の紹介
とりあえず、読んで欲しいから、全文紹介しておきます。


インフォシークニュース <新潟中越地震>山古志村の母犬マリ、絵本に

 山古志村の母犬マリが絵本になった。新潟県中越地震で自宅の下敷きになった飼い主を励まし、全村避難で無人となった村で16日間、産んだばかりの子犬3匹を守り続けた。その話に感動したNPO(非営利組織)「ながおか生活情報交流ねっと」の理事長、桑原真二さん(46)が出版を計画した。売り上げの一部は被災地の復興に充てられる。26日、山古志村や臨時村役場がある長岡市の子どもたちに計1000冊が贈られた。【北川仁士】

 昨年10月23日の朝、山古志村職員、五十嵐豊さん(39)の飼い犬で雑種のマリは3匹の赤ちゃんを産んだ。

 <世の中におきるいろいろなことはたった二種類しかないそうです。ひとつは「どうにもならないこと」 もうひとつは「どうにかなること」 マリはその二つについてわたしたちに教えてくれました>

 絵本「山古志村のマリと三匹の子犬」はこう始まる。

 産んだその日の午後5時56分、中越地方は激しい揺れに襲われた。五十嵐さんの父(70)は、壊れた自宅の下敷きになった。救助が来るまで、マリはその顔を何度もなめて元気づけた。

 <そんなマリを見ているうちに、おじいさんの心から「あきらめの気持ち」が消えていきました>

 だがその後、全村に避難指示が出る。一家はマリたちを残し、後ろ髪を引かれる思いで村外へ避難する。避難所にペットを連れ込むことは許されない。自分だけで子犬3匹の世話をするマリの日々が始まった。

 <すっかりやせ細ってしまったマリはちょっと走るだけで息が切れるほどです。「いつまでがんばればいいんだろう」マリは疲れ切っていました>

 16日後、五十嵐さんはようやくヘリコプターに乗って一時帰村し、マリと子犬たちを迎えに行くことができた。

 <そこに見たものは余震の怖さに耐え、生まれたばかりの子を守りながら立ち向かおうとする強い「生命」でした>

 絵本はこう結ぶ。

 <山古志村があの美しさを取り戻したとき三匹の子どもを連れてきっと戻ってくる。マリはどんなときだってけっしてあきらめないのです>

 「人間と動物が支え合って生きていく姿から、何かを感じてもらえればいい」と桑原さんは話している。文芸春秋刊、1200円。


posted by じゅりあ at 23:13| Comment(0) | TrackBack(2) | ◆ 瓦版の巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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